縞縞日記

日々の記録です。

幼少期

・昨晩あまりうまく眠れなかったのか、寝起きの気分は悪かった。昼食後に20分ほど昼寝したときも、自分の身体が揺れているような感覚があり、きちんと休めなかった。そういう日だったのだろう。

・天気予報で今日は雨であると知っていたので、洗濯もせずカーテンも開けなかった。勿論家から1歩も出なかった。このような徹底した籠もり方をしていると、今日はどんな空の色をしていたのかを知らずに1日を終えることになる。それはそれで寂しい。

さくらももこさんの『おんぶにだっこ』を読み終えた。著者の幼少期のについて語られたエッセイ集で、当時考えたことや感じたことがかなり鮮明に描かれている。さくらさんは、どうしてそこまではっきりと覚えていられたのだろう。こどもの頃の記憶は、何十年も前というだけでなく、当時の自分の幼さも相まって、年を取るほどぼんやりしていくものだと思っていたのだが、そうでもない人もいるのだろうか。自分自身は、小さい頃の思い出をひっぱりだそうとするとき、大体「でも何度も思い出すうちに記憶が改竄されてしまっているのではないか」という疑いが離れない。それくらい自分の記憶力に自信が持てないのだ。
ところで、さくらももこさんの著書を読むのはこれが初めてだったので、他の本でも幼少期のエピソードが色々と登場するのだろうと思って読んでいたのだが、あとがき曰く、幼い頃についてたくさん綴られているのは『おんぶにだっこ』だけで、かなり特殊な例だったらしい。昔実家で『もものかんづめ』のタイトルを見かけた記憶があるので、今度読んでみたい。