縞縞日記

日々の記録です。

ノートは難しい

前回書いた黄色のパーカーはほとんど着なくなってしまった。

 

「好きなもの」について語りたい。

いや、好きに語ればいいのだが、上手に語るというのは難しい。どうせなら、他の人にもの自分が感じている「好きなもの」のいいところを余すことなく伝えたい。あわよくば興味を持ってもらいたい。しかし、自分の語彙力や文章の構成力には限界がある。咄嗟に語る必要に駆られたとき、少しでも形にできるように、準備をしておきたいと思った。

私は心のままにノートを浪費する癖がある。今回も、「好きなもの」語り準備のためのノートが欲しくなったので、文具屋へ行った。内容の順番を入れ替えたり、追記したりするためにリヒトラブのツイストリングノートを購入した。

結局まだ1ページ目に日付を記入しただけである。果たして私はこのノートを使いこなせるのだろうか。

パーカーフレーバー

先日、パーカーを買った。急遽、はっきりした黄色のトップスが必要になったため、某ファストファッションのお店で購入した。

その某ファストファッションのお店は、ターゲットがティーンズらしく、店員さんも自分以外のお客さんもみんなピチピチのギャル男女だった。20代半ばである私は、ドギマギしながら目的の服を探し、ドギマギしながら試着し、ドギマギしながら会計した。慣れない場所に行くものではない。

帰宅後は無事ゲットしたパーカーを早速洗濯した。結構香りの強い柔軟剤を使用したが、パーカーに染み付いていたお店の香りに見事に完敗していた。扇風機の風に乗ってピチピチ10代がいっぱいいたあのお店のフレーバーがやってくる。今夜の夢の舞台もあのお店になってしまうのではないか、と心配したが、全然そんなことはなかった。少し乾いたら香りが弱まったようだった。

とはいえ、近づいて嗅いでみるとやっぱり確かに匂うため、全く汚れていないがまた洗おうと思う。

靴下と占い師

 ここ数日、履ける靴下が無いことが悩みだった。ある日、今日はこれにしよう、と選んで足を入れてみると、少し違和感がある。あれ?どこか破れている?と足を確認すると、かかとの上の方が破れていた。完全に穴になっているわけでは無いが、向こう側が透けて見えてしまっていた。それは、サッカーのゴールのネットを思い出させた。慌てて他の靴下を掴む。これも同じところが薄くなっている。また別の靴下も同様だった。焦って3足の靴下を散らかしながら大丈夫そうなものを履いてなんとか出勤したが、昼休みにもしや…と恐る恐るかかとを確認すると、やはり肌色が透けていた。

 これまで靴下がダメージを負うところといえば、だいたい親指の先だった。その場合は、靴を履いてしまえば見えないから気にならない。職場で使っているスリッパでもギリギリカバーできるから安心だ。しかし、かかとの上の方だとスリッパでは全く隠せないし、靴ですら少しチラ見えしてしまう。気付かず履いてきて仕事中に発見したときは、ものすごく恥ずかしい。

 なぜそんなところにばかりダメージが蓄積されるのだろう。まあいいや。とにかく明日は靴下を買おう。靴下屋の3足1000円で。

 

 最近、仕事帰りに駅近くの商店街を通ると、占い師が店を出している。今日もいるのかな、となんとなく探したら、やっぱりいた。目が合った。自信を孕んだ瞳がなぜか怖い。妙齢の綺麗な女性が座っていた。

 19時という仕事帰りの時間帯であったからか、歩道に少し迫り出した彼女の店は明らかに人々の通行を滞らせていた。店は人が多いところに出した方がいいとは思うが、多すぎて誰も立ち止まらないのではないだろうか、と少し心配になった。いや、彼女の狙いはもっと遅い時間帯なのかもしれない。ふと、人通りが疎らになった深い夜に、静かに目を光らせる占い師を想像した。やっぱり怖い。

 久しぶりになってしまった。

 ここ数日、とても寒い。今朝は「寒さで目覚めないチャレンジ」3日目にして見事に失敗した。現在の成績は3戦3敗である。そして帰宅後は、部屋中に漂うヒンヤリとした空気に思わず「暖房」の2文字が頭をよぎった。これは10月の中旬にも関わらず、室内だからと油断してTシャツを着ている私がおかしいため、明日は改善しようと思う。

 仕事から疲れて帰ってきて、毎日何をやっているのだろう、と思う。それでも、今日は好きな雑誌を買った。読みたくなった本もついでに買った。毎週欠かさず楽しみにしているラジオも聴いた。コンビニで前に美味しいと思った惣菜を買った。パスタを茹でた。とても幸せである。

休暇万歳

 現実逃避に7日間ほど費やした。昨日まで、いわゆるお盆休みに実家に帰っていたのだ。実家は素晴らしい。ご飯は美味しいし、常に誰かに話しかけることができる。何より安心感がある。最高の1週間であった。おかげで現在絶賛ホームシック中である。

 実家に滞在中、色々と愚痴をこぼした。普段の生活は、消して過酷な環境というわけではない。しかし、いまいち仕事や家事に身が入らず、常に「私は何をしているんだろう」という漠然とした不満に心が覆われているのだ。我ながら随分勝手な悩みだと思う。そんなグダグダな私に、母は「楽しめること見つけてみたら」と言った。

 母の言葉に後押しされ(?)、まずは真面目に日記をつけてみることにした。ノートに殴り書きをするのもいいが、せっかくならばブログとして更新していこうと思う。これでホームシックや退屈さが薄まるかどうかはわからないが。

 この400字程度を書くのに1時間ほどかかってしまった。先が思いやられる。